2025年9月10日
「10月10日は目の愛護デー。あなたの『見る力』は大丈夫?眼科医が教える、一生モノの目を守る新習慣」
10月10日が「目の愛護デー」であることをご存知でしたか?眉と目が「10 10」に見えることに由来するこの記念日は、毎日当たり前のように使っている「目」の健康について、改めて考える絶好の機会です。私たちは情報の約8割を目から得ていると言われています。しかし、その大切さとは裏腹に、目の健康診断を定期的に受けている人はまだまだ少ないのが現状です。
この記事では、目の愛護デーをきっかけに、ご自身の「見る力」をセルフチェックし、一生モノの目を守るために今日から始められる新しい習慣について、眼科医の視点から解説します。

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※この音声は Google NotebookLM(AI生成ツール)により作成しました。(2025年9月11日生成)
まずはセルフチェック!年代別にみる注意したい目のサイン
目の悩みは年齢と共に変化します。ご自身の年代で当てはまるものがないか、チェックしてみましょう。
【20〜30代】スマホ・PC世代の悩み
- 夕方になると目のピントが合いにくい
- 目が乾く、ゴロゴロする
- コンタクトレンズを長時間つけていると充血する
- 日常的に頭痛や肩こりがある
【40代】”プレ”から始まる変化
- スマホの文字を少し離して見てしまう
- 薄暗い場所でメニューの文字が読みにくい
- 昔より光をまぶしく感じるようになった
- 疲れ目がなかなか回復しない
【50代以降】本格的な病気に備える
- 視界が全体的にかすんで見える
- 人や物が歪んで見えることがある
- 視野の一部が欠けている気がする(自覚しにくい場合も多い)
一つでも当てはまるものがあれば、それは目からのSOSサインかもしれません。「目は健康の窓」 全身の病気が見えることも目のチェックが大切な理由は、単に視力の問題だけではないからです。
実は、目は体の中で唯一、血管の状態を直接観察できる場所。そのため、「目は健康の窓」とも呼ばれ、検査をすることで全身の病気が見つかることがあります。 代表的なのが、糖尿病や高血圧といった生活習慣病です。これらの病気は、自覚症状がないまま網膜の血管にダメージを与え、「糖尿病網膜症」や「高血圧網膜症」といった、失明に繋がる深刻な目の病気を引き起こす可能性があります。目の健康を意識することは、ご自身の全身の健康管理にも直結しているのです。
今日から始める!目をいたわる3つの新習慣
では、大切な目を守るために、具体的に何をすれば良いのでしょうか。今日から始められる3つの習慣をご紹介します。
- 「食欲の秋」こそ、目に良い食事を 秋は目に良い栄養素を含む旬の食材が豊富です。「食欲の秋」を楽しみながら、内側から目をケアしましょう。
- ルテイン(ほうれん草、ブロッコリーなど): 「天然のサングラス」とも呼ばれ、光のダメージから網膜を守ります。
- ビタミンA(かぼちゃ、にんじんなど): 目の粘膜を健康に保ち、ドライアイを予防します。
- アントシアニン(ぶどう、なすなど): 血流を改善し、ピント調節機能のサポートや眼精疲労の軽減に役立ちます。
- 「光」との付き合い方を見直す 私たちは日々、様々な光の中で生活しています。特にPCやスマホから出るブルーライトは、目の疲れや体内リズムの乱れに繋がる
- PCやスマホは20分に20秒程度の休憩を挟む (20-20-20ルール)
- 部屋の照明は明るすぎず、目に優しい暖色系を選ぶ
- 屋外では季節を問わずUVカット機能付きのサングラスや帽子を活用する
- 「歯の検診」のように「目の検診」を 目の病気の多くは、自覚症状がないままゆっくり進行します。特に、日本人の失明原因第1位である緑内障は、40歳以上の20人に1人がかかると言われており、早期発見・早期治療が何よりも重要です。 症状がなくても、年に一度は眼科で定期検診を受ける習慣をつけましょう。
まとめ:年に一度、あなたの目を主役にする日を
「目の愛護デー」は、私たちの生活を豊かにしてくれる「見る力」に感謝し、その健康を見直すための素晴らしいきっかけです。 日々のセルフケアを大切にしつつ、年に一度は専門家によるチェックを受ける。その積み重ねが、生涯にわたってあなたのクリアな視界を守ることに繋がります。この機会に、かかりつけの眼科医を見つけてみてはいかがでしょうか。
この記事を読んで、「近視」について気になった方もいらっしゃるかもしれません。別のコラムで、近視の基本についてわかりやすく解説していますので、ぜひあわせてお読みください。
⇨【コラム】「近視の人は老眼になりやすいって本当?」
最後に. オンライン診療という選択肢も
目の症状があるとき、「病院に行く時間がない」「すぐには予約が取れない」と感じる方も多いでしょう。そんなときは、スマホやパソコンから気軽に相談できるオンライン眼科診療を活用するのも一つの方法です。
眼科オンライン診療を行う「てのひら眼科」では、症状の写真と事前問診をもとに、眼科医が目の状態を確認し、必要に応じて処方や対処法を提案してくれます。自宅からスマホ一つで眼科医の診察を受けられるため、安心です。
最後に. オンライン診療という選択肢も
目の症状があるとき、「病院に行く時間がない」「すぐには予約が取れない」と感じる方も多いでしょう。そんなときは、スマホやパソコンから気軽に相談できるオンライン眼科診療を活用するのも一つの方法です。
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