2025年10月27日
『疲れ目』と『眼精疲労』の境界線と、今すぐできる3つの対策|スマホで簡単診察予約|てのひら眼科
秋の夜長、心地よい静けさの中で読書に没頭する時間は、何物にも代えがたいものですよね。しかし、その至福のひとときが、単なる目の疲れでは済まない、つらい不調を引き起こしているとしたら…?
「最近、目の奥がずっしり重い」「本を読んでいると頭痛がしてくる」 そんな症状に心当たりがあるなら、それは単なる「疲れ目(眼疲労)」ではなく、休息だけでは回復しない「眼精疲労」のサインかもしれません。
10月27日からの「読書週間」を機に、ご自身の目の状態をチェックし、大切な目を守りながら知的な秋を謳歌するための方法を、眼科医が解説します。
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あなたはどっち?「疲れ目」と「眼精疲労」の境界線チェック
まずは、ご自身の症状がどちらに近いか、チェックしてみましょう。
- 【疲れ目(眼疲労)】
- □ 目がしょぼしょぼする、一時的にかすむ
- □ 目が充血している
- □ ピントが合いにくい感じがする
- ⇒ 一晩ぐっすり眠るなど、十分な休息をとれば翌日には回復する
- 【眼精疲労】
- □ 上記の「疲れ目」の症状が、休んでも完全には回復しない
- □ 目の奥に痛みを感じる
- □ 頭痛(特にこめかみあたり)や、肩・首のこりがひどい
- □ めまいや吐き気を感じることがある
- ⇒ 目だけでなく、全身に症状が及び、休息だけでは改善が難しい状態
「眼精疲労」は、放置すると自律神経の乱れにも繋がりかねない、体からの危険なサインなのです。
なぜ「読書」は目を疲れさせるのか?
読書に集中している時、私たちの目の中では、ピントを合わせる筋肉(毛様体筋)がずっと緊張し続けています。これは、腕の筋肉に力を入れたまま、ずっと同じ姿勢でいるようなもの。当然、筋肉は凝り固まってしまいます。
さらに、集中するとまばたきの回数が普段の半分以下に減るため、涙が目の表面に行き渡らず、目が乾きやすくなります。
特に、スマートフォンでの読書は、画面が小さく、ブルーライトの影響も加わるため、紙の本以上に目に負担をかけやすいと言えます。
読書の秋を快適に!今日からできる3つのヒント
眼精疲労を防ぎ、快適な読書を続けるために、以下の3つのポイントを意識してみてください。
- 【環境】照明は「部屋全体+手元」が鉄則 薄暗い部屋で手元灯だけをつけて本を読むのはNG。明るさの差が激しいと、目が余計に疲れてしまいます。「部屋全体の照明」をつけた上で、「手元を優しく照らすスタンドライト」を追加するのが理想的です。光が直接目に入ったり、紙や画面に反射したりしない角度に調整しましょう。
- 【習慣】「1時間に10分」の休憩を どんなに面白い本でも、1時間に1回は休憩を挟みましょう。ただ目を閉じるだけでなく、窓の外や部屋の遠くをぼんやりと眺めるのがポイント。緊張していたピント調節筋をリラックスさせることができます。また、「寝転がって読む」のは、目に不自然な負担がかかるため避けましょう。
- 【身体】「温める」ケアで血行促進 一日の終わりには、蒸しタオルや市販のホットアイマスクで目元を温めるのがおすすめです。目の周りの血行が良くなり、筋肉のコリがほぐれます。同時に、首や肩をゆっくり回すストレッチを取り入れると、さらに効果的です。
まとめ:その「疲れ」、病気のサインかも
「たかが疲れ目」と侮ってはいけません。何をしても改善しない頑固な眼精疲労の裏には、ドライアイや、メガネ・コンタクトの度数が合っていないといった原因が隠れていることが少なくありません。また、稀にですが、緑内障や白内障といった目の病気が影響している可能性もあります。
もしセルフケアを続けても症状が改善しない場合は、自己判断せず、ぜひ一度眼科医にご相談ください。
最後に. オンライン診療という選択肢も
目の症状があるとき、「病院に行く時間がない」「すぐには予約が取れない」と感じる方も多いでしょう。そんなときは、スマホやパソコンから気軽に相談できるオンライン眼科診療を活用するのも一つの方法です。
眼科オンライン診療を行う「てのひら眼科」では、症状の写真と事前問診をもとに、眼科医が目の状態を確認し、必要に応じて処方や対処法を提案してくれます。自宅からスマホ一つで眼科医の診察を受けられるため、安心です。
最後に. オンライン診療という選択肢も
目の症状があるとき、「病院に行く時間がない」「すぐには予約が取れない」と感じる方も多いでしょう。そんなときは、スマホやパソコンから気軽に相談できるオンライン眼科診療を活用するのも一つの方法です。
眼科オンライン診療を行う「てのひら眼科」では、症状の写真と事前問診をもとに、眼科医が目の状態を確認し、必要に応じて処方や対処法を提案してくれます。自宅からスマホ一つで眼科医の診察を受けられるため、安心です。