2025年12月20日
止まらない「目のぴくぴく」 受診すべき危険なサイン | 経験豊富な眼科医 | てのひら眼科
その「ぴくぴく」は、ストレス限界のサインかも?
ふとした時に起こる、まぶたの不快な痙攣。「疲れているだけ」と放置しがちですが、実はこれ、体が悲鳴を上げている「ストレスのサイン」かもしれません。 ほとんどは一過性のものですが、中には脳の病気が隠れているケースも。今回は、放置していい「ぴくぴく」の境界線と、今すぐできる対策をサクッと解説します。

なぜ起こる? 痙攣を引き起こす「3代原因」
まぶたが勝手に動く正体は、目の周りの筋肉(眼輪筋)の痙攣です。 主な原因は以下の3つ。特に「ストレス」は、神経を過敏にさせる最大の要因です。
- ストレス・睡眠不足:自律神経のバランスが乱れ、まぶたの神経が勝手に興奮・収縮してしまいます。
- 眼精疲労(ドライアイ):スマホの長時間利用などで目が乾くと、無意識に筋肉が緊張し、痙攣を誘発します。
- カフェイン・アルコールの過剰摂取:コーヒーやエナジードリンク、お酒には神経を刺激する作用があります。疲れている時の過剰摂取はNGです。
鏡を見ながらチェック! その「ぴくぴく」、病院に行くべき?
あなたの症状に当てはまる項目にチェックを入れてください。
【A】まずは「休息」を。疲れ目タイプ(眼瞼ミオキミア)
以下の項目が多い場合は、主に疲れやストレスが原因の可能性が高いです。
- [ ] 場所は?:片方の「まぶた」だけがピクピクする
- [ ] 範囲は?:頬や口元など、他の場所は動かない
- [ ] 時間は?:数秒〜数分で治まり、また忘れた頃に出る
- [ ] きっかけは?:最近、寝不足やストレスが続いている
判定:しばらく様子見でOK 多くの場合は一時的な「眼瞼ミオキミア」です。まずは温めたり、睡眠をたっぷり取ったりして、目を休ませましょう。
【B】早めに「受診」を。要注意タイプ(片側顔面痙攣など)
もし、以下の項目にひとつでも当てはまる場合は、念のため眼科または脳神経内科を受診してください。
- [ ] 場所は?:まぶただけでなく、「頬」や「口元」も一緒に動く
- [ ] 変化は?:以前より範囲が広がってきた気がする
- [ ] 症状は?:ピクピクしている時間が長く、顔が「ひきつる」感じがする
- [ ] 重症度:痙攣のせいで、片目が勝手に閉じてしまうことがある
判定:医師に相談を 血管が神経を圧迫している「片側顔面痙攣(へんそくがんめんけいれん)」などの可能性があります。 自然治癒は難しいため、専門医の診断を受けましょう。
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その場でできる! 3つの即効ケア
「ストレスかな?」と思ったら、まずはこの3つを試してみてください。
- 目元を「温める」: 蒸しタオルやホットアイマスクで数分間温めます。血流が良くなり、高ぶった神経が落ち着きます。
- カフェインを控える: コーヒーやエナジードリンクを数日控えるだけで、ピタッと止まることがあります。
- 「遠く」を見て深呼吸: PC作業中は、20分おきに20秒間、6mほど遠くを眺め、目のピント調節筋をリラックスさせましょう。
まとめ
目のぴくぴくは、体からの「これ以上ストレスをためないで!」というSOSです。
まずは温めて、しっかり睡眠をとること。
それでも「口元まで痙攣する」「目を開けていられない」という場合は、迷わず病院に受診してください。
最後に. オンライン診療という選択肢も
目の症状があるとき、「病院に行く時間がない」「すぐには予約が取れない」と感じる方も多いでしょう。そんなときは、スマホやパソコンから気軽に相談できるオンライン眼科診療を活用するのも一つの方法です。
眼科オンライン診療を行う「てのひら眼科」では、症状の写真と事前問診をもとに、眼科医が目の状態を確認し、必要に応じて処方や対処法を提案してくれます。自宅からスマホ一つで眼科医の診察を受けられるため、安心です。

