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後天性眼瞼下垂に対する点眼治療とは?アップニークミニ点眼液0.1%について眼科医が解説|経験豊富な眼科医|てのひら眼科

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「最近、まぶたが垂れてきたように感じる」

「写真を見ると、目元の印象が前と変わった気がする」

「片目だけ小さく見えるように感じる」

「以前より目が開きにくくなった気がする」

このような変化が気になっていませんか?

まぶたの下がりは、年齢による変化として見過ごされることもありますが、後天性眼瞼下垂が関係している場合があります。

後天性眼瞼下垂とは、大人になってから上まぶたが下がり、目の開きにくさや見えにくさを感じる状態です。見た目の印象だけでなく、上の方が見えにくい、額に力を入れて目を開けている、目が疲れやすいといった症状につながることもあります。

近年、後天性眼瞼下垂に対しては、医師の診察・適応判断のもとで検討される点眼治療という選択肢もあります。

ただし、点眼治療は美容目的で自由に使えるものではありません。原因や症状によっては、対面での詳しい診察や、他の病気の評価が必要になることがあります。

この記事では、まぶたの下がりが気になる方に向けて、後天性眼瞼下垂とは何か、点眼治療という選択肢、オンライン診療で相談できる範囲、自由診療の費用や注意点について、眼科医の視点でわかりやすく解説します。

後天性眼瞼下垂とは?

眼瞼下垂とは、上まぶたが通常より下がり、目が開きにくくなる状態です。

生まれつきの眼瞼下垂もありますが、大人になってから起こるものを後天性眼瞼下垂といいます。

後天性眼瞼下垂では、次のような症状を自覚することがあります。

  • まぶたが垂れてきたように感じる
  • 目元の印象が変わったと感じる
  • 以前より目が開きにくい
  • 上の方が見えにくい
  • 片目だけ小さく見えるように感じる
  • 額に力を入れて目を開けている
  • アイメイクがしづらくなった
  • 目が疲れやすい

こうした症状は、加齢によるまぶたの変化、コンタクトレンズの長期使用、目をこする習慣、まぶたを上げる筋肉や腱膜の変化などが関係することがあります。

一方で、まぶたの下がりの背景には、神経や筋肉の病気、脳や血管に関係する病気、皮膚のたるみなどが隠れている場合もあります。

そのため、「まぶたが垂れてきた気がする」という見た目の変化であっても、自己判断で対応するのではなく、眼科医に相談することが大切です。

後天性眼瞼下垂でみられる症状

後天性眼瞼下垂では、見た目の変化だけでなく、日常生活の中でさまざまな不便を感じることがあります。

たとえば、上まぶたが下がることで、上の方が見えにくくなったり、目を開けるために額に力が入りやすくなったりすることがあります。

また、写真を見たときに「目元の印象が変わった」「片目だけ小さく見える」と感じる方もいます。

ただし、見た目の変化だけで後天性眼瞼下垂かどうかを判断することはできません。まぶたの下がり方、左右差、視界への影響、症状が出てきた時期、他の症状の有無などを確認したうえで、医師が総合的に判断します。

後天性眼瞼下垂の治療選択肢

後天性眼瞼下垂の治療は、原因や症状の程度、生活への影響、全身状態などによって異なります。

主な選択肢には、以下のようなものがあります。

  • 経過観察
  • 生活習慣や原因への対応
  • 手術治療
  • 点眼治療
  • 他の病気が疑われる場合の精査・治療

眼瞼下垂というと手術を思い浮かべる方も多いかもしれません。実際に、症状や原因によっては手術が適している場合もあります。

一方で、後天性眼瞼下垂に対して、医師の診察・適応判断のもとで点眼治療が検討される場合もあります。

大切なのは、「まぶたが下がっているから、この治療」と自己判断で決めるのではなく、原因を確認し、治療の適応を医師が判断することです。

後天性眼瞼下垂に対する点眼治療とは?

後天性眼瞼下垂に対する点眼治療として、オキシメタゾリン塩酸塩点眼液が用いられることがあります。

日本で承認される販売名として、アップニークミニ点眼液0.1%があります。電子添文上の効能・効果は「後天性眼瞼下垂」とされています。

アップニークミニ点眼液0.1%は、後天性眼瞼下垂に対する医師管理下の治療選択肢の一つです。通常、成人には1回1滴、1日1回点眼するとされています。

ただし、すべてのまぶたの下がりに使用できるわけではありません。後天性眼瞼下垂の原因や症状、他の病気の有無、使用中の薬、妊娠・授乳の有無、緑内障や心血管系疾患の有無などを確認したうえで、医師が適応を判断します。

また、点眼治療は「美容目的で自由に使える目薬」ではありません。後天性眼瞼下垂に対して、医師が診察し、適応を判断したうえで検討する治療です。

点眼治療を検討する前に確認が必要なこと

まぶたの下がりには、さまざまな原因があります。

後天性眼瞼下垂の原因が腱膜性以外と考えられる場合、たとえば脳卒中、脳動脈瘤、ホルネル症候群、重症筋無力症、皮膚弛緩症などでは、それらの疾患に対する治療を優先することとされています。

そのため、次のような症状がある場合は、オンライン診療だけで完結せず、対面受診や専門的な評価が必要になる可能性があります。

  • 急にまぶたが下がった
  • ものが二重に見える
  • 瞳孔の左右差がある
  • 強い頭痛がある
  • 手足のしびれ、ろれつが回らないなどの神経症状がある
  • 片側だけ急に症状が出た
  • 目の痛みや強い充血がある
  • 視力低下を感じる
  • 重症筋無力症など、他の病気が疑われる

このような症状がある場合には、早めに対面の医療機関を受診してください。

てのひら眼科のオンライン診療で相談できること

てのひら眼科では、まぶたの下がりや開きにくさが気になる方に対して、オンライン診療での相談を行っています。

事前にWeb問診と写真提出を行っていただき、その情報をもとに、医師がオンライン診療で対応可能か、対面受診が必要かを判断します。

オンライン診療では、主に次のような内容を確認します。

  • いつ頃から症状があるか
  • まぶたの下がり方
  • 左右差の有無
  • 見えにくさの程度
  • ものが二重に見えるか
  • 頭痛や神経症状の有無
  • 既往歴
  • 使用中の薬
  • 妊娠・授乳の有無
  • 緑内障や心血管系疾患の有無
  • 提出された写真で確認できるまぶたの状態

オンライン診療は、まぶたの下がりについて相談するきっかけとして利用できます。

一方で、すべての症状をオンラインだけで診断・治療できるわけではありません。医師が必要と判断した場合には、対面受診や他の医療機関での検査をご案内することがあります。

自由診療・費用について

てのひら眼科で行う後天性眼瞼下垂に対する点眼治療は、自由診療です。公的医療保険の対象外であり、費用は全額自己負担となります。

区分費用
初回料金(5/15〜6/30)9,800円/月(税込)
継続料金(通常料金)14,800円/月(税込・仮)

上記には、目薬代、オンライン診察料、送料などを含みます。

初診時は、原則として1か月分です。2回目以降は、医師が使用状況、副作用の有無、継続可否を確認したうえで、1〜6か月分の処方を検討する場合があります。

なお、医師の診察の結果、点眼治療の適応がないと判断される場合があります。その場合には、症状に応じて対面受診や他の評価をご案内します。

主なリスク・副作用

点眼治療には、副作用や注意点があります。

主な副作用・リスクとして、以下のような症状が報告されています。

  • 結膜充血
  • 眼の刺激感
  • かゆみ
  • かすみ
  • 点状角膜炎
  • 眼瞼の症状
  • 視力障害
  • 血圧や心拍数への影響

また、電子添文では、本剤の使用により散瞳が生じる可能性があり、散瞳が生じた場合には、症状が回復するまで自転車・自動車などの運転や機械操作を避けるよう注意することが記載されています。

さらに、本剤を6か月を超えて点眼した際の有効性および安全性は検討されていないとされています。継続使用については、医師が使用状況や副作用の有無を確認しながら判断します。

効果や副作用には個人差があります。異常を感じた場合は、自己判断で使用を続けず、医師に相談してください。

使用できない、または注意が必要な方

次のような方は、使用できない、または慎重な判断が必要です。

  • 本剤の成分に対して過敏症の既往症がある方
  • 心血管系疾患がある方
  • 閉塞隅角緑内障の方
  • 妊娠中、または妊娠している可能性がある方
  • 授乳中の方
  • 小児
  • 一部の薬剤を使用中の方
  • 眼瞼に炎症、腫れ、赤みなどがある方
  • 後天性眼瞼下垂以外の原因が疑われる方

電子添文では、本剤の成分に対して過敏症の既往歴がある患者は禁忌とされています。また、心血管系疾患のある患者や閉塞隅角緑内障の患者などでは注意が必要とされています。

使用できるかどうかは、医師が診察のうえで判断します。ご自身の判断で使用を開始したり、他の人と共有したりすることはできません。

まぶたの下がりが気になる方は、まず眼科医に相談を

まぶたが垂れてきたように感じる、目元の印象が変わった気がする、以前より目が開きにくくなった気がする。

そのような変化には、後天性眼瞼下垂が関係している場合があります。

後天性眼瞼下垂には、手術だけでなく、点眼治療という選択肢が検討できる場合もあります。ただし、点眼治療はすべての方に適しているわけではなく、医師の診察・適応判断が必要です。

また、症状や原因によっては、オンライン診療ではなく、対面受診や専門的な検査が必要になることもあります。

てのひら眼科では、Web問診と写真提出をもとに、医師がオンライン診療で対応可能かを確認します。

まぶたの下がりや目元の印象の変化が気になる方は、まずは眼科医にご相談ください。

最後に. オンライン診療という選択肢も

目の症状があるとき、「病院に行く時間がない」「すぐには予約が取れない」と感じる方も多いでしょう。そんなときは、スマホやパソコンから気軽に相談できるオンライン眼科診療を活用するのも一つの方法です。

眼科オンライン診療を行う「てのひら眼科」では、症状の写真と事前問診をもとに、眼科医が目の状態を確認し、必要に応じて処方や対処法を提案してくれます。自宅からスマホ一つで眼科医の診察を受けられるため、安心です。


※後天性眼瞼下垂に対する点眼治療は自由診療です。公的医療保険の対象外であり、費用は全額自己負担となります。
※費用には目薬代、オンライン診察料、送料などを含みます。
※使用には医師の診察・適応判断が必要です。症状や原因によっては、対面受診や専門的な評価が必要になる場合があります。
※主な副作用・リスクとして、結膜充血、眼の刺激感、かゆみ、かすみ、点状角膜炎、眼瞼の症状、血圧や心拍数への影響などがあります。
※効果や副作用には個人差があります。異常を感じた場合は医師に相談してください。
※本記事は一般的な医療情報の提供を目的としており、特定の治療をすべての方に推奨するものではありません。

参考情報・出典

  • アップニークミニ点眼液0.1% 電子添文(JAPIC)
  • アップニークミニ点眼液0.1% 医薬品リスク管理計画書(PMDA)
  • Santen Medical Channel:アップニークミニ点眼液0.1% 製品情報
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