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肩こりの原因は実は目かもしれません | 今すぐスマホで診察予約 | てのひら眼科

そのつらい肩こり、原因は「目」かもしれません。眼精疲労が引き起こす全身の不調

マッサージに通っても、ストレッチをしても、すぐにぶり返してしまう慢性的な肩こりや頭痛。その不調の原因を、あなたは「姿勢が悪いから」「デスクワークのせいだ」と決めつけていませんか? もちろん、それらも大きな要因ですが、もし「目の疲れ」も同時に感じているなら、その頑固な肩こりの根本的な原因は、「目」にあるかもしれません。 「目」と「肩」は、一見すると離れた場所にあるように思えますが、神経や筋肉を通じて密接に繋がっています。 この記事では、目の疲れ=「眼精疲労」がいかにして全身の不調、特に肩こりを引き起こすのか、そのメカニズムと対策について詳しく解説していきます。

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※この音声は Google NotebookLM(AI生成ツール)により作成しました。(202○年○○月○○日生成)

なぜ目が疲れると、肩までこるのか? 

私たちがものを見るとき、目の中では「毛様体筋(もうようたいきん)」という筋肉が、レンズ(水晶体)の厚みを変えてピントを合わせています。特に、パソコンやスマートフォンの画面など、近くのものを長時間見続けると、この毛様体筋はずっと緊張し続けた状態になります。 これが、いわゆる「目のコリ」です。

この目のコリが肩こりに繋がる理由は、大きく分けて2つあります。

理由①:ピント調節と自律神経の深い関係 

ピント調節を司る毛様体筋は、私たちの意思とは関係なく働く「自律神経」によってコントロールされています。 近くを見るときは副交感神経が、遠くを見るときは交感神経が優位になります。 しかし、スマホなどで近くを見続けるという不自然な状態が続くと、自律神経のバランスが崩れ、体は常に緊張状態(交感神経が優位)になってしまいます。 体が緊張状態になると、首や肩周辺の筋肉も無意識のうちにこわばり、血流が悪くなります。この血行不良こそが、肩こりの直接的な原因です。つまり、目の緊張が自律神経を乱し、その結果として肩の筋肉が凝り固まってしまうのです。

理由②:「見えにくい」を補うための「無理な姿勢」 

眼精疲労が進行すると、ピントが合いにくくなったり、視界がかすんだりします。すると、私たちはどうするでしょうか。

  • パソコンの画面を覗き込むように、顔を前に突き出す
  • ピントが合う位置を探して、首を不自然に傾ける
  • 両目で見え方を補正しようと、肩に力が入る

こうした「見えにくい」状態を無意識にカバーしようとする無理な姿勢が、首や肩の筋肉に多大な負担をかけ続けます。重い頭を支える首や肩の筋肉は常に緊張を強いられ、慢性的なこりを生み出してしまうのです。

▼デスクワーク環境、見直してみませんか? 

こうした無理な姿勢は、PCモニターの高さや、キーボードとの距離が適切でないことが原因かもしれません。「てのひらマガジン」では、眼精疲労を防ぐための[正しいデスクワーク環境の作り方]についても詳しく解説しています。肩こりと目の疲れを同時に軽減するために、ぜひ一度ご自身の環境をチェックしてみてください。

その不調、「眼精疲労」のサインかも

 もし、あなたの肩こりに以下の症状が伴う場合は、原因が目にある可能性が非常に高いと言えます。

  • 肩こりと同時に、目の奥が重く痛むような頭痛(緊張型頭痛)がする
  • 十分寝たはずなのに、朝から目が重く、肩も張っている
  • 夕方になると、ピントが合いにくくなると同時に、肩こりがひどくなる
  • マッサージに行くとその場は楽になるが、デスクワークをするとすぐに元に戻る

【→詳しくはこちら】【医師監修】目のかすみが続く原因と対策~ドライアイや疲れ目との関係~|スマホで簡単診察予約|てのひら眼科

目からくる肩こりへの3つの対策 

原因が目にある以上、肩だけを揉んでも根本的な解決にはなりません。「目」と「肩」の両方からアプローチすることが重要です。

対策①:「見る」環境を徹底的に見直す
  • メガネやコンタクトの度数を確認する: 「見えにくい」状態は、それだけで目の負担になります。何年も度数を変えていない方は、知らぬ間に度が合わなくなっているかもしれません。必ず眼科で定期的に視力検査を受けましょう。
  • PCモニターの位置を調整する: モニターは、目線がやや下になる位置に置きましょう。見上げる姿勢は、目の乾燥を招くだけでなく、首への負担も増大させます。
対策②:目の緊張を「意識的に」リセットする
  • 20-20-20ルールを実践する: 「20分ごとに、20秒間、20フィート(約6m)遠くを見る」というルールです。遠くを見ることで目の緊張(毛様体筋のコリ)をリセットし、自律神経のバランスを整えます。
  • 目を温める: 夜寝る前などに、蒸しタオルやホットアイマスクで目の周りを温めましょう。血行が良くなり、筋肉の緊張がほぐれます。
対策③:眼科医に相談する

 セルフケアでも改善しない場合や、「もしかして老眼が始まったかも?」と感じる場合は、眼科医に相談しましょう。眼精疲労を和らげる点眼薬の処方や、デスクワーク用の「遠近両用メガネ」など、あなたの目の状態に合わせた専門的なアドバイスがもらえます。

【→詳しくはこちら】眼精疲労 | てのひら眼科|眼科に特化したオンライン診療クリニックです

まとめ:不調のサインを見逃さず、根本原因にアプローチを 

つらい肩こりは、体からのSOSサインです。「いつものこと」と諦めず、その原因がもしかしたら「目の酷使」にあるのではないかと疑ってみることが、改善への第一歩です。 目を休ませ、見る環境を整えることは、目の健康だけでなく、全身のコンディションを整えることにも繋がります。心当たりのある方は、ぜひ今日から「目をいたわる」生活を始めてみてください。

最後に. オンライン診療という選択肢も

目の症状があるとき、「病院に行く時間がない」「すぐには予約が取れない」と感じる方も多いでしょう。そんなときは、スマホやパソコンから気軽に相談できるオンライン眼科診療を活用するのも一つの方法です。

眼科オンライン診療を行う「てのひら眼科」では、症状の写真と事前問診をもとに、眼科医が目の状態を確認し、必要に応じて処方や対処法を提案してくれます。自宅からスマホ一つで眼科医の診察を受けられるため、安心です。

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