初めてのコンタクトレンズは何歳から?眼科での検査と正しい始め方
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進学や新生活をきっかけに、コンタクトレンズを始める方が増える季節です。
一方で、眼科を受診せずにインターネットだけで購入してしまうケースも少なくありません。
最初の始め方で、その後のトラブルの起きやすさが大きく変わります。
てのひら眼科の
オンライン診療
何歳から使えるか
コンタクトレンズには、決められた年齢制限はありません。
大切なのは、年齢そのものではなく、自分でレンズを正しく着脱・管理でき、目に異常を感じたときにすぐ外せるかです。
| 目安の時期 | 判断のポイント |
|---|---|
| 小学生 | 原則としてメガネがすすめられる。ただし、強い近視や左右の度数差が大きい場合など、医学的な理由からコンタクトレンズが適していることもある。 |
| 中学生 | 部活動などでコンタクトレンズを使用する機会が増える時期は、自己管理ができるかが分かれ目となる |
| 高校生以上 | コンタクトレンズを使用する人が増える |
判断の軸になるのは次の3点です。
- 決められた装用時間を自分で守れるか
- 毎日のケアを面倒がらずに続けられるか
- 目の異変を、隠さず大人に伝えられるか
特に注意が必要なのが、「痛いけど言うと取り上げられるから黙っておく」というケースです。
目に異常を感じたまま装用を続けると、角膜の傷や感染症などにつながることがあります。
年齢だけで判断するのではなく、異変があったときにすぐレンズを外し、周囲の大人に伝えられるかを確認してから始めることが大切です。
眼科での検査は必須
コンタクトレンズは、法律上「高度管理医療機器」に分類されています。
これは心臓のペースメーカーなどと同じ区分で、使用方法を誤ると目に重い障害を起こす可能性があるため、適切な管理が必要とされる医療機器です。
度数の入っていないカラーコンタクトレンズも、同じ区分に含まれます。
そのため、初めてコンタクトレンズを使うときは、単に度数を合わせるだけでなく、目の状態やレンズが適しているかを眼科で確認することが大切です。
眼科では、次のような項目を確認します。
| 検査項目 | 目的 |
|---|---|
| 視力・屈折検査 | 近視・遠視・乱視の程度を確認し、適切な度数を決める。 |
| 細隙灯顕微鏡検査 | 角膜や結膜に傷・炎症がないか確認する。 |
| 角膜の形状測定 | 角膜の形状などを測定し、レンズ選びの参考にする。 |
| 装用練習・フィッティング | レンズを装用し、見え方やレンズの位置・動きに問題がないか確認する。 |
同じ「-3.00」の度数でも、角膜の形や目の表面のコンディションによって、適したコンタクトレンズは異なります。
度数が合っていても、レンズの形状や素材が目に合っていなかったり、装用時間が長すぎたりすると、角膜への負担や傷、炎症などのトラブルにつながることがあります。
装用時間とケアの基本
初めてコンタクトレンズを使う方が守るべきことは、決して多くはありません。
- 眼科で指示された装用時間を守る(初めは短時間から少しずつ慣らす)
- コンタクトレンズをつけたまま眠らない
- 水道水でレンズを洗わない
- 使用期限、交換期限を守る(1日使い捨てレンズは再使用しない)
- レンズケースを清潔に保ち、定期的に交換する
特に重要なのが、レンズを水道水で洗わないことです。
水道水にはアカントアメーバなどの微生物が含まれることがあり、コンタクトレンズを介して感染すると強い痛みや視力低下を伴う角膜炎を起こすことがあります。
アカントアメーバ角膜炎は治療に時間がかかることがあり、重症化すると視力に大きな影響を残す可能性もあります。
そのため、レンズの洗浄や保存には、必ず指定されたケア用品を使用してください。
起こりやすいトラブル
| 症状 | 考えられること |
|---|---|
| 装用中に急に痛む | 角膜の傷、レンズのズレや破損、異物の混入など |
| 夕方になると乾く・かすむ | ドライアイ、長時間の装用、レンズが合っていないなど |
| まぶたの裏がゴロゴロする | レンズの汚れやアレルギー性結膜炎、巨大乳頭結膜炎など |
| 充血が続く | 乾燥、レンズの汚れ、長時間装用、角膜や結膜の炎症など |
| 強い痛み・充血・目やに・まぶしさなど | 感染性角膜炎などの可能性。すぐにレンズを外し、早めに眼科を受診 |
痛みが出たら、まずコンタクトレンズを外す。
そのうえで早めに眼科を受診する。この順番を最初に覚えてください。
「もう少し様子を見よう」とコンタクトレンズをつけたまま我慢すると、角膜の傷や炎症、感染症などを悪化させることがあります。
痛みだけでなく、強い充血、まぶしさ、目やに、視力低下などがある場合も、レンズを外して早めに眼科を受診してください。
てのひら君からのワンポイント
てのひらくん 花粉症がある方はコンタクトを始めるタイミングに少し注意を!
春はスギ・ヒノキ花粉のピーク。
目にかゆみや充血がある状態でコンタクトレンズを使うと、花粉や汚れがレンズに付着することで、症状が悪化することがあります。
花粉症がある方は、目の症状が落ち着いてからコンタクトレンズを始めるのも選択肢のひとつです。
花粉の時期は眼鏡を併用したり、1日使い捨てタイプを選んだりする方法もあります。
「新生活だから今すぐ始めなければ」と焦らず、目の状態を確認しながら始めましょう。
よくある質問(Q&A)
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ネット通販だけで買ってはいけませんか?
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コンタクトレンズは、販売方法によっては処方箋なしで購入できる場合があります。
初めて使うときは必ず眼科で検査を受け、度数だけでなく、角膜の状態やレンズのフィッティングなども確認することが大切です。
同じ製品を買い足す場合でも、目の状態は変化することがあるため、定期的に眼科で検査を受けましょう。
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1日使い捨てと2週間交換、どちらがいいですか?
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1日使い捨てタイプは毎日新しいレンズを使用するため、レンズケアが不要で、清潔に使用しやすいのが特徴です。
一方、2週間交換タイプは毎日の洗浄・消毒が必要ですが、使用状況によっては費用を抑えられることがあります。
週に数回しか使用しない方や、レンズケアに不安がある方は1日使い捨てを選ばれることが多いですが、目の状態や生活スタイル、使用頻度によって適したタイプは異なります。
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カラーコンタクトを使いたい場合でも眼科に行くべきですか?
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はい。度数の入っていないカラーコンタクトも高度管理医療機器です。
カラーコンタクトも通常のコンタクトレンズと同じように、目に合わないレンズを使用すると角膜の傷や炎症などにつながることがあります。
製品によって素材や酸素の通しやすさなども異なるため、使用前に眼科で目の状態を確認することをおすすめします。
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コンタクトレンズをつけたまま寝てしまいました。どうすればいいですか?
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起きたらすぐにコンタクトレンズを外し、その日はできるだけコンタクトレンズの使用は避けましょう。
目に痛み・充血・見えにくさがある場合は早めに眼科を受診してください。
睡眠中はコンタクトレンズによって角膜への酸素供給が低下し、角膜に傷や炎症が起こることがあります。
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定期検査はどのくらいの頻度で必要ですか?
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一般的には3か月に1回程度がひとつの目安ですが、年齢や目の状態、使用しているレンズなどによって適切な頻度は異なります。
眼科で指示された時期に受診してください。
自覚症状がなくても、角膜の傷や炎症、レンズのフィッティングの変化などが見つかることがあります。
トラブルを早めに見つけるためにも、定期的な検査を続けることが大切です。
眼科医からアドバイス!
コンタクトレンズのトラブルは、日々のちょっとした習慣の積み重ねから起こることがあります。
装用時間が少しずつ長くなったり、ケアが少しずつ雑になったり、定期検査から足が遠のいたり。
その積み重ねで、知らないうちに目への負担が大きくなっていることがあります。
一方で、最初に眼科で自分の目に合ったレンズを選び、正しい使い方を守りながら定期的に目の状態を確認することで、コンタクトレンズは安全に使い続けやすくなります。
始めるタイミングを焦る必要はありません。
目の状態と、生活スタイル、そして自分で正しく管理できる準備が整ってから始めることが大切です。
最後に. オンライン診療という選択肢も
初めてコンタクトレンズを作るときは、目の状態やレンズのフィッティングを確認する必要があるため、対面診療の眼科を受診することが大切です。
一方、コンタクトレンズを使用しているなかで感じる目の乾き・かゆみなどについては、オンライン診療で相談できる場合があります。
「眼科を受診したほうがよいのか、少し様子を見てもよいのか分からない」という段階でのご相談も可能です。
オンライン診療で確認した結果、詳しい検査が必要と判断した場合には、対面での眼科受診をご案内します。
参考文献
- 日本コンタクトレンズ学会「コンタクトレンズ診療ガイドライン」
- 日本眼科学会「コンタクトレンズ」(一般向け解説)
- 厚生労働省「高度管理医療機器等の販売業・貸与業」




