レジャーの後に突然やってくる目の激しい痛みや充血は、ゴミが入ったのではなく、強い紫外線による「目の日焼け(紫外線角膜炎)」かもしれません。 この記事では、放置すると日常生活に支障をきたす目の日焼けの危...
目の充血の治し方は?自宅でできる対処法と目薬の注意点
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目が充血したときは、目をこすらないこと、コンタクトレンズを外すこと、画面から離れて目を休めることが最初の対処になります。ただし、充血の原因は乾燥や疲れ、アレルギー、感染、目の表面の傷などさまざまです。どの場合にも効く一つの治し方があるわけではありません。
早く白目を元の色に戻したいと思っても、赤みが一時的に目立たなくなることと、原因そのものが治ることは分けて考える必要があります。この記事では、自宅でできる対処法、市販の目薬を使うときの注意点、眼科を受診する目安を解説します。
次のような場合は、セルフケアや目薬で様子を見ずに、速やかに眼科を受診してください。
- 目の痛みが強い
- 急に見えにくくなった、見え方がおかしい
- 光を見ると目が痛む、ひどくまぶしい
- 強い頭痛や吐き気を伴う
- 目をぶつけた、何かが刺さった、薬品が入った
特に薬品が目に入った場合は、直ちに大量の水道水などで少なくとも15分間を目安に、十分に洗い流してください。 可能であれば洗眼を続けながら、救急対応が可能な医療機関へ連絡し、速やかに受診してください。
また、コンタクトレンズをつけていて目が赤くなったときは、レンズを外して眼科に相談しましょう。
目が充血したときに、まずできる対処法
赤み以外に強い症状がない場合は、目への刺激を減らすことから始めます。冒頭に挙げた痛みや見え方の変化などがある場合は、ここで紹介する対処を続けるより受診を優先してください。
コンタクトを外し、目をこすらない
コンタクトレンズをつけているなら、石けんで手を洗ってからレンズを外し、眼鏡に切り替えましょう。レンズがうまく外れないときは、無理に引きはがさず眼科に相談してください。
新しいレンズに替えれば大丈夫と考えて、つけ続けるのは避けてください。レンズを外しても赤みや痛み、見えにくさが残る場合は、眼科で目の状態を確認してもらう必要があります。
かゆみや違和感があっても、目をこするのはやめましょう。こすると目の表面に刺激が加わり、赤みやかゆみがかえって強くなることがあります。
画面作業を中断し、乾燥や刺激を避ける
パソコンやスマートフォンの画面を見続けていると、まばたきが減って目が乾きやすくなります。充血に気づいたら作業をいったん止め、目を閉じたり遠くを眺めたりして休ませましょう。
エアコンや扇風機の風が直接目に当たる場所、たばこの煙が多い環境も、目の乾燥や刺激につながります。座る位置を変える、風向きを調整するなど、刺激を減らす工夫をしてみてください。睡眠が足りていない日が続いているなら、しっかり休むことも大切です。
ただし、充血の原因が寝不足や疲れとは限りません。休んでも赤みが引かない場合は、ほかの原因も考える必要があります。
冷やす・温めるケアは状態に合わせる
かゆみやほてりを伴う充血では、水で冷やした清潔なタオルを閉じたまぶたの上にのせると、一時的に症状が和らぐことがあります。氷や保冷剤を直接当てたり、目を強く押さえたりするのは避けましょう。
一方、目元を温めるケアは、まぶたの脂の出口が詰まる病気など、医師に診断された特定の状態で勧められるものです。原因がわからない充血に対して一律に温めるのはおすすめできません。
冷やす・温めるケアは、どちらも症状を一時的に和らげるためのもので、充血の原因を治すものではありません。
片目だけ・コンタクトなど、状況別の注意点
片目か両目か、どんな場面で赤くなったかは原因を考える手がかりになりますが、それだけで原因は決まりません。一緒に出ている症状と経過をあわせて確認しましょう。
| 状況 | 一緒に確認したいこと | 行動の目安 |
|---|---|---|
| 片目だけ赤い | 痛み、まぶしさ、かすみ、目やに、ぶつけた・何か入った心当たり | 症状が強い・変化している場合は眼科へ |
| コンタクト使用中に赤い | 痛み、見えにくさ、ゴロゴロ感、レンズを外した後の変化 | レンズを外し、つけずに眼科へ相談 |
| 乾燥・寝不足・花粉の心当たりがある | かゆみ、乾き、涙の量、休んだ後の変化 | 刺激を減らして様子を見る。長引く・繰り返す場合は原因の確認を |
| 白目がべったり赤い | 痛み、見え方、けがの心当たり、繰り返しているか | 痛みや見え方の変化、けががあれば受診を |
片目だけ赤い場合は、痛みや見え方も確認する
片目だけが赤くなる原因は一つではありません。まつげやごみによる刺激、目の表面の傷、まぶたの炎症のほか、感染による結膜炎が片目から始まることもあります。
片目だけだから軽い、あるいは危ないと決めつけず、痛み、普段より光がまぶしく感じるか、かすんで見えないか、目やにが増えていないか、ぶつけたり何かが入ったりした心当たりはないかを確認してください。症状が強くなってきた場合や、新しい症状が加わった場合は、眼科で原因を確認しましょう。
コンタクトで充血したら、装用を中止して眼科へ相談する
コンタクトレンズの使用中に目が赤くなったら、レンズを外し、そのままつけずに眼科へ相談してください。レンズの使い方によっては、角膜(かくまく:黒目の表面を覆う透明な膜)に傷がついたり、感染が起きたりすることがあります。
痛みや見えにくさを伴う場合は、速やかな受診が必要です。いつから再びレンズをつけてよいかは目の状態によって異なるため、自分で判断せず医師の指示に従ってください。
症状が落ち着いた後は、レンズの使い方や目の乾きへの対策も見直しておくと安心です。コンタクトによる目の乾燥とケアについては、別の記事で詳しく解説しています。
乾燥・寝不足・花粉が気になる場合
目の乾きが気になる場合は、画面作業の合間に休憩を入れる、部屋の乾燥を防ぐ、意識してまばたきをするといった工夫が役立ちます。なお、目が乾くのは涙の量が減るときだけではありません。涙の状態が不安定になり、目の表面を均一に潤せなくなることでも起こります。
花粉の季節に、かゆみや涙とともに目が赤くなる場合は、アレルゲン(アレルギーを起こす物質)にできるだけ触れないようにすることが基本です。外出時に眼鏡をかける、帰宅後に顔を洗うなどの工夫に加え、かゆくてもこすらないようにしましょう。花粉症で目がかゆいときの対処法もあわせてご覧ください。
乾きやかゆみがあるからといって、ドライアイや花粉症と決まるわけではありません。対処を続けても赤みが長引く場合や、何度も繰り返す場合は、眼科で原因を確認してもらいましょう。
白目がべったり赤い場合は、充血以外の可能性もある
白目の一部、または広い範囲がべったりと赤く染まったように見える場合は、充血ではなく結膜下出血(けつまくかしゅっけつ)かもしれません。結膜下出血は、白目を覆う薄い膜の下で血管が切れ、血がたまった状態です。
充血は白目の血管が広がって赤く見える状態なので、同じ赤でも仕組みが異なります。そのため、充血用の目薬を使っても、結膜下出血の赤みが同じように消えるとは限りません。
結膜下出血と診断され、痛みや見え方の変化がなく、けがによるものでもない場合は、時間とともに自然に吸収されていくことが多いとされています。ただし、見た目だけで自己判断はできません。目をぶつけた後に赤くなった、痛みや見えにくさがある、何度も繰り返すといった場合は、眼科を受診してください。目が赤くなる主な原因については、別の記事で詳しく紹介しています。
目の充血に市販の目薬を使うときの注意点
市販の目薬は症状を和らげる助けになることがありますが、症状や原因に合ったものを選ぶことが前提です。痛みや見え方の変化がある場合、コンタクトレンズの使用中に異常が出た場合は、目薬を試さずに眼科を受診してください。
乾燥やアレルギーなど、用途に合うものを確認する
目の乾きが気になるときは、涙を補って目を潤す人工涙液(じんこうるいえき)タイプ、花粉などによるかゆみには、アレルギー症状を抑える成分を含むタイプなど、市販の目薬は用途によって分かれています。
購入時は、添付文書(薬に添えられている説明書)で効能・効果や対象年齢、コンタクトレンズをつけたまま使えるかを確認し、わからないことは薬剤師に相談しましょう。
抗菌成分を含む目薬は細菌に対するもので、ウイルスやアレルギーが原因の充血には効果が期待できません。目やにの色だけで抗菌目薬を選ぶのは避けてください。以前に処方されて残っている目薬や家族の目薬、ステロイドの目薬を自己判断で使うこともやめましょう。
赤みを抑える点眼と、原因の治療は異なる
市販の目薬の中には、血管を収縮させる(細くする)成分で、白目の赤みを一時的に目立たなくするものがあります。ただし、見た目の赤みが引いても、充血を起こしている原因が治ったわけではありません。
こうした目薬を続けて使っていると、効果が切れた後にかえって赤みが強くなる反跳性充血(はんちょうせいじゅうけつ)が起こることがあります。成分や用法は製品によって異なるため、添付文書の使い方を守り、赤みが引かない・繰り返す場合は眼科で原因を確認してください。
セルフケアを続けず、眼科を受診したい症状
受診するかどうかは、赤みの強さだけでは判断できません。痛みや見え方の変化、コンタクトレンズの使用やけがの有無、症状の経過をあわせて考えることが大切です。
痛み・見え方の変化・頭痛や吐き気がある場合
次のような症状がある場合は、セルフケアや目薬で様子を見ずに、速やかに眼科を受診してください。
- 目の痛みが強い
- 急に見えにくくなった、かすんで見える
- 光を見ると目が痛む、ひどくまぶしい
- 充血とともに頭痛や吐き気がある
- 目をぶつけた、異物が刺さった、薬品が入った
これらの症状の背景には、角膜の傷や感染、目の内側の炎症、目の中の圧力(眼圧)が急に上がる急性緑内障発作などが隠れていることがあります。病名を自分で判断する必要はありませんが、充血だけの場合とは扱いが異なると考えてください。
薬品が目に入った場合は、直ちに大量の流水(水道水など)で少なくとも15分間を目安に、十分に洗い流してください。可能であれば洗眼を続けながら、救急対応が可能な医療機関へ連絡し、速やかに受診してください。
また、目に異物が刺さっている場合は、自分で抜こうとせず、目を押さえたりこすったりしないでください。夜間や休日であっても、翌日まで待たずに、救急対応が可能な医療機関へ相談してください。
目やにが増える・改善しない・繰り返す場合
充血とともに目やにが増えている場合は、細菌やウイルスによる感染性結膜炎(かんせんせいけつまくえん)の可能性もあります。目やにの色や量だけで原因を見分けることはできないため、眼科で確認してもらいましょう。原因がわかるまでは、こまめに手を洗い、タオルを家族と共用しないようにしてください。
セルフケアを続けても赤みが引かない、だんだん悪化している、治ってもすぐに繰り返すといった場合も、眼科を受診するタイミングです。「何日様子を見れば大丈夫」という決まった日数はなく、経過が短くても冒頭に挙げた症状があれば待たずに受診してください。

充血を繰り返さないために見直したい習慣
充血が落ち着いた後は、目に負担をかけやすい習慣を見直しておくと、再び赤くなるのを防ぐ助けになります。
- 画面作業の合間に目を休める:長時間続けて画面を見ず、ときどき遠くを眺めたり目を閉じたりする時間をつくりましょう。
- 風や乾燥を避ける:エアコンの風向きを調整し、乾燥しやすい季節は部屋の湿度にも気を配りましょう。
- コンタクトレンズの使い方を守る:装用時間や交換期限、ケアの方法は、使っているレンズの説明書と眼科医の指示に従ってください。目に違和感がある日はつけずに眼鏡で過ごしましょう。
- 十分な睡眠と紫外線対策:睡眠をしっかりとり、日差しの強い屋外ではサングラスや帽子で目を守るのもひとつの方法です。
習慣を見直しても充血を何度も繰り返す場合は、生活習慣だけの問題と決めつけず、眼科で原因を確認しましょう。
目の充血の治し方についてよくある質問
充血を即効で治す方法はありますか?
充血の原因はさまざまなため、どの充血にも効く即効性のある治し方はありません。赤みを抑える目薬で一時的に白く見えることはありますが、原因を治すものではありません。痛みや見え方の変化がある場合は、目薬を試して様子を見るのではなく、眼科を受診してください。
何日で治りますか?自然に治ることもありますか?
乾燥や疲れなど一時的な刺激による充血は、刺激を避けて休むことで落ち着くこともあります。ただし、治るまでの期間は原因によって異なり、結膜下出血と診断された場合も充血とは別の経過をたどります。片目だけ、痛みがないといった理由だけで安心せず、悪化する・長引く・繰り返す場合は眼科に相談しましょう。
日焼けの後に目が赤くなったらどうしますか?
強い紫外線を浴びた後に目が赤くなることもありますが、見た目だけで原因を決めることはできません。痛みやまぶしさ、見えにくさがある場合は、角膜(黒目の表面を覆う透明な膜)が傷ついている可能性もあるため、速やかに眼科を受診してください。目をこすらず、コンタクトレンズはつけないようにしましょう。
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