ドライアイの目薬はどれがいい?市販薬の選び方・処方薬との違いを解説

ドライアイの目薬は?市販薬と処方薬の違い

ドライアイの目薬は、すべての人に同じものが適するというわけではありません。目の乾き方やコンタクトレンズの使用有無、使用中の薬、症状の程度などによって、選ぶうえで見るべきポイントは変わってきます。

この記事では、市販の目薬を選ぶときに確認したい点、眼科で処方される点眼薬との違い、コンタクトレンズを使用している場合の注意点、そして使っても効果を感じにくい場合や刺激を感じる場合にどう考えればよいかを解説します。

ドライアイの目薬は状態に合わせて選ぶことが大切

「これを使えば間違いない」という単一の目薬があるわけではなく、目の乾き方や原因、コンタクトレンズの使用状況などによって、適した目薬は人によって異なります。

「一番効く目薬」が一律に決まらない理由

ドライアイの原因は、涙の量が少ない場合もあれば、涙の質や蒸発のしやすさに問題がある場合もあり、一様ではありません。そのため、ある人によく合った目薬が、別の人にも同じように合うとは限りません。目薬を選ぶ際は、商品の知名度や口コミよりも、自分の症状や目の状態に合っているかどうかを基準にすることが大切です。

市販薬で対処できる場合と眼科相談を考える場合

一時的な乾きや、パソコン・スマートフォンの使用による目の疲れが中心であれば、市販の目薬で症状の緩和を目指せる場合があります。一方で、乾きが強く続いていたり、目薬を使っても改善が見られなかったりする場合は、市販薬だけで様子を見続けるのではなく、眼科での相談を検討する段階と考えられます。症状を整理したい方は、ドライアイの症状チェックも参考にしてください。

ドライアイ用の市販目薬を選ぶポイント

ドラッグストアには多くの目薬が並んでいますが、パッケージの効能表示や成分を確認せずに選んでしまうと、自分の症状に合わない場合があります。

ドライアイ目薬を選ぶときの5つの確認ポイント

目の乾きには涙を補うタイプを確認する

乾燥感や異物感が中心の場合は、涙に近い成分で目の表面を潤すタイプの目薬(人工涙液など)が候補になります。パッケージに記載された効能・効果の欄を確認し、自分の症状に対応した製品かどうかを見ることが基本です。

ヒアルロン酸などの成分・効能を確認する

ヒアルロン酸を配合した目薬は、目の表面に涙をとどまりやすくする働きがあるとされています。ただし、配合されているからといって、どの症状にも同じように効果があるわけではないため、あくまで成分のひとつとして参考にする程度にとどめておくとよいでしょう。

防腐剤の有無を確認する

繰り返し使用する目薬には防腐剤が含まれている場合があります。使用回数が多い方や、目に刺激を感じやすい方は、防腐剤の有無を確認しておくと安心です。ただし、防腐剤が入っている製品がすべて刺激につながるわけではなく、使用頻度や体質によって感じ方は異なります。

清涼感だけで選ばない

さした瞬間のスッキリ感がある目薬もありますが、清涼感の強さと、涙を補う・保つといった治療的な働きは別のものです。清涼感を重視して選ぶと、かえって乾きを感じやすくなる場合もあるため、効能表示を確認したうえで選ぶことをおすすめします。

コンタクトレンズ対応か確認する

コンタクトレンズを装用したまま使用できるかどうかは、製品によって異なります。装用中に使用する場合は、パッケージや添付文書の表示を必ず確認してください。コンタクトレンズとドライアイの関係については、コンタクトレンズはドライアイになりやすい?で詳しく解説しています。

ドライアイに使われる主な目薬の種類

ドライアイに使われる目薬にはいくつかの種類があり、それぞれ働きかける対象が異なります。

人工涙液

涙に近い成分で目の表面を潤し、乾きを一時的に和らげることを目的とした目薬です。市販薬の多くはこのタイプに分類され、繰り返し使用しやすいことが特徴です。

ヒアルロン酸を含む点眼薬

ヒアルロン酸には、目の表面に涙をとどまりやすくする働きがあるとされています。市販薬・処方薬のいずれにも配合されている製品があり、濃度や他の成分によって特徴が異なります。

涙液の状態に働きかける処方点眼薬

眼科では、涙の分泌や質そのものに働きかけるタイプの点眼薬が処方されることがあります。市販薬とは目的や作用が異なるため、自己判断で市販薬から切り替えるのではなく、眼科での診察を経て使用することが前提となります。

市販の目薬と眼科で処方される目薬の違い

市販薬と処方薬は、どちらが優れているかという関係ではなく、役割が異なるものと考えるとわかりやすくなります。

表02|市販目薬と処方目薬の違い

市販目薬の役割

市販薬は、一時的な乾きや疲れなど、比較的軽い症状を自分で確認しながら使えるように作られています。処方箋なしで購入できる分、成分や濃度には一定の制限があります。

処方点眼薬の役割

処方点眼薬は、眼科での診察をもとに、症状や目の状態に合わせて選択されます。市販薬では対応しきれない涙の分泌や質の問題に働きかける薬剤が含まれることもあります。

市販薬から眼科受診へ切り替える目安

市販薬を使っても症状が変わらない場合や、使用をやめるとすぐに乾きが戻ってしまう場合は、市販薬だけで対応を続けるのではなく、眼科での診察を検討する段階と考えられます。目薬以外のセルフケアや治療について知りたい方は、ドライアイにお悩みの方へ治し方を解説しますも参考にしてください。

治療について相談したい方へ

症状に合った治療について、
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医師が症状や状態を確認し、
必要な治療を判断します。

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※症状や診察結果により、対面受診をご案内する場合があります。

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コンタクトレンズ使用中のドライアイ目薬の選び方

コンタクトレンズを装用している場合、使用できる目薬の条件は装用していないときと異なります。

コンタクトをしたまま使用できるか必ず確認する

目薬の中には、コンタクトレンズを装用したまま使用できないものもあります。装用中に使用したい場合は、パッケージの表示や添付文書で対応の可否を確認してから使用してください。

ソフト・ハード・カラーコンタクトで使用条件が異なる場合がある

レンズの種類によって、使用できる目薬の条件が異なる場合があります。ソフトコンタクト、ハードコンタクト、カラーコンタクトのいずれを使用しているかによって確認すべき点も変わるため、自分が使っているレンズの種類に対応した製品かどうかを確認することが大切です。

違和感や痛みがある場合は装用を無理に続けない

目薬を使用しても乾きや違和感が続く場合や、痛みを感じる場合は、無理にコンタクトレンズの装用を続けず、眼鏡への切り替えや眼科への相談を検討してください。

ドライアイの目薬を使うときの注意点

目薬は使い方によって、感じる効果や刺激が変わることがあります。

点眼回数・間隔は添付文書や医師の指示に従う

市販薬は添付文書に記載された用法・用量、処方薬は医師の指示が優先されます。使用回数や間隔を自己判断で変更しないようにしてください。

目薬を自己判断で頻繁に使いすぎない

乾きを感じるたびに頻繁に使用したくなることもありますが、決められた回数以上に自己判断で使い続けることはおすすめできません。改善が感じられない場合は、使用量を増やすのではなく、眼科への相談を検討してください。

複数の目薬を使用する場合は順番・間隔を確認する

複数の目薬を併用する場合、さす順番や間隔によって、それぞれの効果に影響が出ることがあります。複数の点眼薬を使用する際は、医師や薬剤師の指示、あるいは添付文書の記載を確認してください。

目薬がしみる・効かないときはどうする?

目薬を使ってしみる、あるいは効果を感じられないときは、原因を一つに決めつけず、いくつかの可能性を考える必要があります。

ドライアイ目薬の選択から受診まで

点眼するとしみる場合

しみると感じる背景には、配合されている成分による刺激、防腐剤への反応、目の表面の状態など複数の可能性が考えられます。特定の目薬でしみる感覚が続く場合は、使用を続けるのではなく、眼科に相談することをおすすめします。

使っても乾燥や違和感が改善しない場合

目薬を使い続けても乾燥や違和感が変わらない場合は、選んだ目薬が症状に合っていない可能性や、目薬だけでは対応しきれない状態である可能性が考えられます。別の市販薬に次々と変えるのではなく、眼科で状態を確認してもらうことが望ましいと考えられます。受診方法の選択肢としてオンライン診療について知りたい方は、ドライアイはオンライン診療で目薬を処方できます!もご覧ください。

痛み・見えにくさなどがある場合

痛みを感じる場合や、目のかすみ・見えにくさを伴う場合は、ドライアイ以外の目の病気が関係している可能性も考えられます。こうした症状がある場合は、目薬の変更だけで対応せず、早めに眼科を受診することが望ましいと考えられます。

ドライアイの目薬に関するよくある質問

Q1.ドライアイに一番効く目薬は何ですか?

特定の商品がすべての方に一番効くというわけではありません。目の状態や使用条件によって、合う目薬は異なります。

Q2.ドライアイは市販の目薬で治りますか?

市販の目薬で症状を和らげられる場合がありますが、原因や程度によっては、診断や治療が必要になることもあります。

Q3.市販と処方の目薬はどちらがいいですか?

どちらが優れているかという関係ではなく、症状や目的によって使い分けるものです。市販薬で対応できる範囲を超える場合は、処方薬が選択肢になります。

Q4.コンタクトをつけたまま目薬をさしてもいいですか?

製品によって対応が異なるため、パッケージや添付文書の表示を確認してから使用してください。

Q5.ドライアイの目薬は1日何回使えばいいですか?

商品や処方薬によって用法が異なるため、添付文書の記載、または医師の指示に従ってください。

Q6.目薬をさしすぎると悪化しますか?

自己判断で頻繁に使いすぎることはおすすめできません。決められた用法を守り、改善が見られない場合は眼科に相談してください。

Q7.ドライアイで目薬がしみるのはなぜですか?

配合成分への刺激や防腐剤への反応、目の表面の状態など、複数の理由が考えられます。

Q8.目薬を使ってもドライアイが改善しない場合は?

薬剤の選択や使い方だけでなく、他の原因が関係している可能性もあるため、眼科での相談を検討してください。

ドライアイの目薬は、症状や目の状態、コンタクトレンズの使用状況によって適したものが異なり、特定の商品がすべての方に一番合うわけではありません。市販薬で改善が見られない場合や、しみる・痛みなどの症状がある場合は、目薬を変え続けるのではなく、眼科への相談を検討してください。

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